北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2017年 卯月 00062

新年度という節目

「新水いぶき」の当初よりの理解者である方が理事長を務める私立高等学校の卒業式に参列させてもらいました。
良い意味での“型とおり”の流れで式は順調に淡々と進行していき、壇上での証書授与も終わり、「蛍の光」も歌い終わり、卒業生退場という場面になりました。
退場の時には、学級担任が先導することになっていて、卒業生たちの前に立って、着席している生徒たちに起立を促そうとした時です……万感胸に迫るものがあったのでしょう、天を仰ぐようにしてしばし空白の時間が生じました。
生徒たちの方が冷静で「先生、しっかりしてよ!」というまなざし。時間にすれば1~2分程度だったと思いますが、練習してきたであろう指示を生徒たちは待っていました。 これには、来賓席の方々も参列している父母の方々も予期せぬ「感情」を共有することになったようです。そして、予定になかった「間」が、「感動」を式場にもたらしたように感じられました。
後で教員として先輩にあたる方々のお話から、この日、担任にとっては、初の卒業生を送り出す大きな節目だったことを知りました。 そして、4月。
新しい年度が始まるこの月にも予期せぬ「感動」が、あちこちで体験されていることと思われます。その一つです。
「新水いぶき」を徹底的に使う……というのもヘンな表現ですが、要するに「水道水」を一滴も使わないで作った「餡」を使用した和菓子についての評判をお伝えします。 「新水いぶき」を愛飲されている方のところで十勝産の小豆を最初の洗うところから「新水いぶき」を贅沢にも使用。
その結果、その「餡」を使用した「さくら餅」も「うぐいす餅」も「いちご大福」も食した方々の感想は、いずれも「美味しいね、さらっとしていて風味があって、また、食べたいね。」というものでした。

この反応は、お世辞の割合を見積もっても自信をもって大丈夫なのでは? と思わせるものがあります。これこそが「新水いぶき」の「実力」ではないでしょうか?
「新水いぶき」100パーセントの和菓子を食べた方からの感想が、後日、古本と一緒に届いたそうで、見せていただきました。 玄人はだしの自家製和菓子、ありがとうございました。可能でしたら、そちらの出来る範囲内で結構ですので注文をさせてもらえたら嬉しいのですが……参考になるかも知れないので、こうした“純”天然素材を扱う上で役立ちそうな老生の尊敬している生命科学分野の学者さんの一般読者向けの新書(既読のもので恐縮ですけれども)を差し上げます。 本(「生命(いのち)のバカ力(ぢから)」村上和雄著・講談社α新書:2003年刊)の221頁に付箋があって

……人間は論理や理屈だけでは本当には動きません。「感動」という言葉はあるけれど、「知動」という言葉はありません。感じたから動くのです。

……とありました。この方が同書を購入された際のレシートも栞代わりに使っていたのでしょうか、「MARUZEN・お茶の水店」2003年11月というものも挟まっていました。 村上和雄教授と言えば、「サムシング・グレート」という言葉、考え方を広めた筑波大学名誉教授として有名ですが、1996年には日本学士院賞も授賞されている理系の方だけに説得力も増すというものです。 「新水いぶき」と言う札幌産出の天然水もまた「サムシング・グレート」(「偉大なる何者か」の意味として)の系統にあるような気がするので、4月、新年度に因んでご報告させてもらいました。
18歳まで元気に育ってきた、育てられてきた冒頭で紹介した高校の卒業生も新しい次の社会で活躍してもらいたいと思うところです。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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