北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2012年 水無月 00004

◆容器(パウチパック)について……
ペットボトルに慣れた私たちには、「北海道天然水新水いぶき」の容器は、ちょっと扱いに不便さを感じる方も少なくないでしょう。その気持ち、良く分かります。そこで、このことについて北海道良水(株)の新藤社長(64歳)にお聞きしました。

--パウチパックから一度、ピッチャーに水を移してから飲んだり、料理に使う方が多いと思います。私もこの一手間が軽減できたら、どんなに快適だろうと想像しています。ところが、現在のパウチパックを使用するのには、理由があります。それを知ってもらいますと、納得して下さる方々がほとんどですので、そのことをお伝えいたします。 弊社の天然水は、地下140メートルの源泉から汲み上げた極めてきれいな鉱水を使っております。その鉱水をポンプで汲み上げ、給水パイプを通じて充填室(クリーンルーム)内に設置された自動充填機で直接パウチパックに充填されて生産されています。この様な充填設備方式を取り入れた事で「塩素なし」「加熱なし」「濾過なし」の天然水の実現ができました。それを「奇跡的!」とおっしゃって下さる方もいます。 なお、ペットボトルを使った場合は、充填する直前に空ボトルを洗浄しなければなりません。その場合、泉源は洗浄と併用して使う事になります。その様になりますと受水槽を設置しなければ許認可は受けられません。受水槽を設置しますと、受水槽に塩素注入装置(塩素濃度0.1ppm以上)2基以上(塩素濃度0.2ppm以上)の設置が義務付けられています。弊社は塩素を使いたくないとの拘りで、洗浄工程を必要としないミネラルウォーター専用容器のパウチパックを使用することを選択したのです。 なお、弊品は、ペットボトルとは違いパックのまま凍らす事ができ、美味しい天然アイスとしてお楽しみいただけますし、これからの時期として野外で使うクーラーボックスの中に入れて保冷材の代わりとしても使えます。

また、凍らせて冷蔵庫に入れておくことで、冷蔵庫の節電に役立ちます。万一の停電においても、冷蔵庫内を冷やしてくれますので安心です。販売されている氷に比べて、弊品はとけにくい優れものです。冷蔵庫に2日間以上、入れて凍らせた後に、冷蔵庫の中に入れてみて下さい。完全にとけるまで丸2日かかります。ぜひ、お試し下さい。弊品のパウチパックは、環境に優しい逸品です。今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

◆お米を「新水いぶき」で研ぐ……
*愛飲者からの声です。
--思い切ってお米を研ぐのに最初に「新水いぶき」を使いました。料理研究家の先生にも「美味しく炊けるよ」と言われていたのですが、ちょっとためらっていました。でもゴールデンウイークに(私にとっては贅沢に)最初から最後まで水にこだわってみました。研いだ水は捨ててしまうので、どうしてもモッタイナイ気持ちが残るのですけれど(後で鉢植えの植物に使うことを知りました)。すると、炊き上がりの色・艶が違うのです。一口、つまんでみると、その美味しさはグレードがあがったみたいでした。これは!というので、ちょうど宅配された「平飼い」の卵があったので、卵かけご飯にして一粒も残さず食べました。--

そこで、料理研究家の岩城道子先生(札幌)のコメントをもらいましたのでご報告です。

--お米を美味しくいただく方法は、釜で炊く、火力は薪で……といくつもの方法が組み合わされることによって、より、お米の味を引き出すことになります。最初の研ぐ水というところに着目された方は、大発見です。普段の水道水の蛇口をひねってジャーッと水量たっぷりに注ぐのが日常でしょうけれど、茶道と同様にこころを穏やかにして水を大切に惜しむように使うことで炊飯道の境地を切り拓くこともできるでしょう。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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